よくSankaku Channel等のDanbooruをベースとした画像掲示板を愛用しています. また,デスクトップ版のPicasaも大変便利な画像ビューアです. DanbooruとPicasaの組み合わせは非常に強力です.
一方で,Danbooruでは豊富な画像の情報,及びアーティストの情報が有志の方が編集しているのに関わらず,Picasaではその情報を有効的に扱うことができません.
例えば,Danbooruで画像をダウンロードしても,その画像のExifにDanbooru固有の有意な情報が含まれません. Picasaでは,Exifに情報が付加されていなければ,画像検索を行えません. また,Picasaのメタ情報データベースは暗号化されているため,安易に編集することが難しいです.
そこで,手元の画像とDanbooruの画像を参照し,自動的にタグ情報を付加するためのシステムを考えました. Danbooruによって管理されているタグ情報を,手元の画像へ反映させるシステムです.
このシステムによって,タグ情報の代わりにフォルダで管理するような手間を省き,なおかつPicasaの強力な画像検索機能を利用することが可能となります.
画像の変換のためにRMagicと,EXIFにタグ情報を追記するためExifToolを利用しています.また,クロールした情報を保存するためにMongoDBを使用しています.
RMagickはgemでインストール出来ないため,下記を参照してください.
RMagic を Windows 7 にインストールする方法
これはgemではないので,下記を参照してください. なお,System32にExifToolをインストールするとエラーが出るため,他のフォルダへ移してパスを通してください.
クロールした情報を保存したい場合はMongoDBを利用します. ダウンロードした画像にタグ付けするだけであれば,MongoDBの必要はありません.
MongoDBのインストール方法は下記を参照してください. 第1回 使ってみようMongoDB
また,MongoDBを利用する際は,事前にmongod.exeを起動してください.mongod.exeが起動していない場合,システムが例外で落ちます.