- 機械学習を用いて利益を出すための筋道を明確にする
- 多くの数字はハイパーパラメータであり,はじめから最適な値を設定することは困難
- 理由をつけて値を決定することによって調整する際の参考,指針とする
- 中長期で株を保有後,株を売却することで利益を出すこと
- 株価の暴落が起こった際のリスクが軽減されていること
- 平日のリアルタイムに取引操作が不要であること
- 日々の運用にかかる時間が少ないこと
- 実際の取引前に効果を確認できること
- 予想が外れた場合の株式が蓄積されないこと
- 株式を保有する"中長期"とはどのくらいか → 期間(週)
- 手数料に関する処理はどうするか → 手数料(円/週)
- 求める利益はどのくらいか → 利益(円/週)
- リスクを定量的に評価する方法 → 方法
- リーマン・ショック時の暴落率(x1.1)を保有株式にかける → リスク(円)
- リスクを軽減する方法 → 方法
- 同時に保有する株式の評価額を一定の値以内に収める → 保有株式の評価額(円/瞬間)
- 入力する指値をいくらにするか → 指値(円/株式)
- システム構築後,計算や結果の確認に要する時間はどの程度なら許容できるか → 運用時間(時/週 or 時/日)
- システムの構築に要する時間はどの程度なら許容できるか → システム構築時間(時/システム)
- システムの構築に要する期間はどの程度なら許容できるか → システム構築期間(日/システム)
- システムの運用周期,スケジュールを明確にする → 7.1, 7.2 の決定後に制定する
- 予想が外れた場合の処理方法 → 方法
- 再度予想を行い,上がる見込み予想がついた場合は一定期間保有し売却を目指す → 一定期間(週)
- 一定期間はどの程度にするか → TBD
- 再度予想を行い,上がる見込み予想がついた場合は一定期間保有し売却を目指す → 一定期間(週)
- 実際の運用に入るための予想の的中率はどの程度必要か → 的中率(割合)
G: Good, B: Bad, I: Info
期間が長い場合
- B 一度に保有する株式が多くなるため,リスクが高い
- B 学習したデータとの因果が失われる
- B 利益を上げるのに時間を要するため,総利益が小さくなる
- G 運用するのに要する時間が少ない
- B サンプル数が少ないと確率が収束しない
- I 株式の保有期間と確認頻度は別で考えるべき
- G 株価が指値に到達するチャンス(日数)が多い
技術的制約・自由
- データを集約処理するため期間は 1 周間単位が望ましい
- データの短期的な周期性(曜日など)を無視するため,1 周間単位が望ましい
- データは一日単位で処理したものを集約計算するため
- 予想元となるデータと,予想先の日付の間の時間が長いことは問題ない(的中率を最優先)
結論
- 株式の保有期間は原則 1 週間とする
- これにともなって,更新頻度も 1 回/週とする
- 仮に予想元のデータから予想する日付が 1 ヶ月先だった場合,購入する日付を遅らせることで保有期間を短くする
規定の手数料
スタンダードプラン | アクティブプラン |
---|---|
1 注文の約定代金 手数料 | 1 日の約定代金合計額 手数料 |
5 万円まで 50 円(税込 55 円) | |
10 万円まで 90 円(税込 99 円) | 10 万円まで 0 円 |
20 万円まで 105 円(税込 115 円 | 20 万円まで |
50 万円まで 250 円(税込 275 円) | 50 万円まで |
100 万円まで 487 円(税込 535 円) | 100 万円まで 762 円(税込 838 円) |
150 万円まで 582 円(税込 640 円) | 以降 100 万円増加毎に 400 円(税込 440 円)ずつ増加 |
- 手数料無料で済めばそれが最も望ましい.
- 単一の取引に注目した場合
- 単位数が 100 株だと仮定すると,50 万円以下の取引は 5000 円/株 以下の株式の取引である.
- 5000 円/株を上回る価格の株を取引する場合,10000 円/株 以下であればスタンダードプランのほうが安い.
- 単位数である 100 株の取引だと仮定した場合
- 手数料無料の範囲での利益は
- 株価が 約 110%になると仮定: 4545 円/株 →5000 円/株 で 最大 45500 円の利益
- 株価が 約 101%になると仮定: 4950 円/株 →5000 円/株 で 最大 5000 円 の利益
- 株価が 約 110%になると仮定: 909 円/株 → 1000 円/株 で 9100 円の利益
- 株価が 約 101%になると仮定: 990 円/株 右 10000 円/株で 1000 円の利益
- (補足)
- (1)
利益r = 100株 x 成長率p x 元の株価q
- (2)
500000 >= 取引額s = 100株 x (成長率p + 1) x 元の株価q
- (2)'
5000 / 元の株価q >= (成長率p +1)
- (1)
- 手数料無料の範囲での利益は
- 単位数の n 倍の取引だと仮定した場合
- (3)
n <= (5000 / 元の株価q) / (成長率p+1)
- (3)
- 一日に複数の取引が行われると仮定した場合
- TBD
結論
- 原則アクティブプランでの運用とする
- 指値を入れる前にツールを持ちいて様々なパターンの手数料を計算し,最適なプランへの変更を行う
- 前述の手数料で計算したとおり,手数料無料の範囲では成長率 10%と仮定しても利益は約 45000 円
- この取引は 50 万円単位の大きな取引なので,毎週行うことは現実的でなく,またリスクも大きい
- 成長率 3%, 1500 円/株, 単位数の取引を仮定した場合,利益は 4500 円
- 毎週これを達成した場合,4500 円/週 = 18000 円/月 = 216000 円/年 の利益となる
- 安定してこれを達成することは困難であるが,これが可能であれば単位数を n 倍することで利益も約 n 倍となる
結論
- 4500 円/週を目指す
- 成長率 3%, 1500 円/株, 単位数の取引, に相当
- リーマン・ショック時の暴落率(x1.1)を保有株式にかける → リスク(円)
- リーマン・ショック時の暴落率は 約 42%
- (4)
リスク円R = 元の株価q x 0.46 x 保有株式数c
- 株式を購入する際の価格を基準として,保有株すべてのリスクを評価する
- (5)
総リスク円 Rs = Σリスク円R
- (5)
- 総リスク円を一定の金額以内に収める → いくらにするか?(円)
- 株用の資産に対する割合で動的に決定する → 株用の資産は?(円) 割合は?(%)
- 株用の資産は総資産の 3 割以内で動的に上限を決定する
- 総リスク円の株用資産に対する割合は最大 46%とする
- 想定リスク%(=46%)と相殺して株用資産以内に収まる
- 株用の資産に対する割合で動的に決定する → 株用の資産は?(円) 割合は?(%)
上記を踏まえた具体的な例
例 1
- 総資産が 200 万円
- 株用の資産は最大 60 万円
- 総リスク円は最大 27.6 万円
- 元の株価の総額は 60 万円以内
- 総リスク円は最大 27.6 万円
- 株用の資産は最大 60 万円
例 2
- 総資産が 400 万円
- 株用の資産は最大 120 万円
- 総リスク円は最大 55.2 万円
- 元の株価の総額は 120 万円以内
- 総リスク円は最大 55.2 万円
- 株用の資産は最大 120 万円
- 一週間単位で指値を設定する場合
- リスクを恐れて低めの指値を設定すると,想定する株価に到達する前に売れてしまう
- 利益を求めて高めの指値を設定すると,想定する株価に達しない場合,利益が出るのに売れてしまう
- 目標とする利益は前述の通り 3%の成長率に対するもの
- 最低限 3%の成長率で売れれば嬉しい
- 予想される成長率が 50%なのに 3%で売るのは愚か
- 予想される成長率に対して動的に指値を決定するべき
- (6)
補正成長率P' = 0.03 ( 0.05 < 予想成長率Pp < 0.10)
- ;
補正成長率P = 予想成長率Pp x 0.3 (0.10 <= 予想成長率Pp)
- (7)
指値 v = 元の株価 q \* 補正成長率 P'
結論
- 予想成長率が 5%以上のものを対象として購入を行う(前提)
- 式(7)に従って指値を決定する
- 準備なしに割り当てられる空いている時間
- 平日
- 仕事帰りの移動時間(15 分@スマホ/日)
- 帰宅後の時間(2 時間@PC/週)
- 土日
- 3 時間@PC/土日
- 平日
→ 毎日スマホで進捗を確認しつつ,土日に次回の予想を確認し,指値の設定を行う
システム構築時間(時/システム)
- 手動のデータ分析
- データ処理の設計(4 時間)
- データの収集 (DONE)
- データの前処理 (4 時間)
- データの分析 (4 時間)
- 調整 (4 時間)
- 1.1~1.5 (全部で 2 周する想定)
- 自動化,システム化
- データ処理の再設計(8 時間)
- データの収集(8 時間)
- データの前処理(4 時間)
- データの分析(4 時間)
- テスト(4 時間)
- 調整(4 時間)
- 最終テスト(4 時間)
- PoC
- 2 週間,実際の取引を行わずにテスト(2.7 のテストで実施)
工程 | 時間 |
---|---|
1.手動分析 | 32h |
2.自動化 | 36h |
3.PoC | 自動化に含む |
総計 | 68h |
システム構築期間(日/システム)
→ システムの運用周期,スケジュール