char は signed char でも unsigned char でもない

[rinatz]

char は signed char でも unsigned char でもない

[rinatz]

Arm 対応の時とかによくバグるやつですね・・・

yohhoy さんの文言をほとんど拝借する形になりますが
下記のように文言を追加するのでいかがでしょう？

!!! warning "`char` は `signed char` じゃない？"
    C++ では `char, signed char, unsigned char` はそれぞれ異なる型として定義されています。
    プレーンな `char` 型が符号付き・符号なしのいずれになるかは、仕様上は処理系定義(implementation-defined)とされています。
    実際にはコンパイラオプションで符号有無を選択できたり、対象プロセッサアーキテクチャによって決まるのが一般的です。
    移植性のあるコードを書く場合は十分注意して下さい。

[yohhoy]

C++では char, signed char, unsigned char はそれぞれ異なる型として定義されています。[basic.types]/1

Plain char, signed char, and unsigned char are three distinct types.

プレーンなchar型が符号付き／符号なしのいずれかは、仕様上は処理系定義(implementation-defined)とされています。

It is implementation-defined whether a char object can hold negative values.

実際にはコンパイラオプションで符号有無を選択できたり、対象プロセッサアーキテクチャによって決まるのが一般的ですね。

[yohhoy]

サイト趣旨をこえたExtra情報になってしまうかもしれませんが、少しだけ改善提案です。採用はお任せします。

• 「C++では」 → 「C言語やC++では」（Cでもchar/signed char/signed charは別の型；JPCERT INT07-C）
• 「対象プロセッサアーキテクチャによって」→「対象プロセッサアーキテクチャなどから」（例えばGCCではABI依存；少々ぼかした表現に）

[rinatz]

ありがとうございます！

それでは上記の補足＋微修正を加えて下記の文言で修正いたします。

!!! warning "`char` は `signed char` じゃない？"
    C++ では `char, signed char, unsigned char` はそれぞれ異なる型として定義されています（C言語も同様です）。
    プレーンな `char` 型が符号付き・符号なしのいずれになるかは、仕様上は処理系定義(implementation-defined)とされています。
    実際にはコンパイラオプションで符号有無を選択できたり、対象プロセッサアーキテクチャなどから決まるのが一般的です。
    移植性のあるコードを書く場合は十分注意して下さい。