###これはなに Ubuntu OpenStack InstallerのSingleモードでOpenStack環境を作る手順をまとめたものです。公式の手順をもとにしています。
###環境について Ubuntu OpenStack InstallerのSingleモードは1台のマシン上にノードを構築するため、実行には次のスペックを要求します。
- Ubuntu Server 14.04.x
- 12GB以上のRAM
- 100GB以上のストレージ
- 8Core以上を実装したCPU
###作られる環境について Ubuntu Server上にLXC、Linux KVMを構築して、コンテナーと仮想マシン上でOpenStackの各ノードが動作する環境が作られます。内部的にCanonicalのアプリケーションデプロイツールであるJujuが使われます。OpenStackをとりあえず触ってみたい時に便利なデプロイツールです。 ベース環境とはコンテナーで隔離されているので、Devstackと比べてOpenStackのデプロイ、アンインストールが比較的に容易なのが利点です。
数ステップでOpenStackのIcehouseからLibertyまでのデプロイメントをサポートします。
###動作可否確認状況(2015/10/30現在)
OpenStack Version | 動作可否 |
---|---|
icehouse | TBD |
juno | OK |
kilo | OK |
liberty | Workaround |
※icehouseは多分動くと思います。
Libertyは--upstream-ppa --next-charms
パラメーター付加で動作しますが、少し不安定です(10/30現在)。
$ sudo openstack-install --upstream-ppa --next-charms --openstack-release liberty
###Tips:デプロイ中の動作確認
端末を複数起動して、Ubuntu OpenStack Installer Dashboardとwatch pstree
、top
(もしくはwatch w
)などを出しておくと状況の把握に便利です。